小間使いじゃない!

ヘルパーになって5年目、今日お伺いするお宅は独り暮らしをしている68歳のおばあちゃん。ケガの後遺症で足が不自由で日常生活が大変だからヘルパーさんに頼ってるみたい。他のヘルパーさんから聞いた話だときさくで優しい人だかからと言っていたので楽しみ。

お宅に着いてチャイムを鳴らすと話に聞いていた通りのおばあちゃんが出てきました。「私こんな体だから助かるよ」と優しく声を掛けてくれ私もおばあちゃんの為に頑張ろうと思いました。
台所にて片付けを行っているとおばあちゃんが私を呼んでいます。「あそこの棚にあるメガネ取っていただける?」

足が不自由で歩くのが困難なんだなあと思い取ってあげ、また片付けに戻りました。するとまたおばあちゃんが呼びました。「テレビの音もっと高くしてくれる?」。私はまた心良くやってあげました。
台所が終わったので掃除機を掛けていたらまたおばあちゃんの声が。「掃除機の紙パック新しいのに替えておいてね」。そんな事も要求するのかと思いましたが、またやってあげました。掃除機も終わりお風呂掃除をしていた時の事でした。

「洗剤はあまり使わないでね、勿体ないから。それとしっかり洗ってね、キレイなお風呂に入りたいから」。
さすがに私も頭にきましたが、ヘルパーとして来ているので我慢し「はい」と返事をしました。
そして今日のお手伝いが終わり帰ろうとするとあばあちゃんが言いました。「お風呂の隅っこ部分汚かったわよ。次はしっかりお願いね」。さすがの私も「申し訳ございませんでした」と返事はしましたが鬼の形相になりました。

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